ながれぼしのじゆうちょう

関西から出てきた次男坊7人組の青い人がすきなひとです

クチウツシを深読みしてみた

 

お立ち寄り頂いたみなさん、こんにちは(∩ノノ_☆)⊃━☆゚.*・。゚さて、早速表題の通りでございます!お待ちかねのジャニーズWEST クチウツシ深読みやってみます!(だれも待っていない)

  • オブラートにやんわり包んでます
  • そんな考えもあるんだね程度で流して下さい。

 

 

 

まずは歌詞と歌割りから。

 

 

 

 

いつも通りの夕方 涼しい風 焼けるコンクリート

この季節が来るたびに僕らはまた 子供みたいにアイスを食べよう

 

300日ぶりの夏 普段は苦手な集団行動 Aye oh oh Aye oh oh oh

夜風と仲間と、ビーチ 風に紛れて別行動

Aye oh Aye oh ジュースでも買いに行こう

 

何か飲みたい?こぼすジュース 君が僕をぬぐった。

 

夏の夕陽、焦がれて 今日は僕におごらせてeeeい so give it to me 

こんな内緒シェアしない このあと君に騙されたaaaい

ねぇまた喉が渇いた

 

カラカラな唇 ジュースをクチウツシ

びしょびしょな熱帯夜 溶け出したice cream

 

空気を読んだ友達のナイスパス You got it , oh oh You got it , yeah

もう無言でも僕らは感じ合える 

ドラマごっこで笑っちゃうね

 

何が飲みたい?もうわかるよ

今夜は全部やろう

 

夏の夕陽、焦がれて 今日は僕におごらせてeeeい give it to me

こんな内緒シェアしない このあと君に騙されたaaaい

ねぇまた喉が渇いた

 

(太陽が)沈んだ砂浜

(暗い)誰もいないビーチさ

(何か)いいにおいがするね。

 

夏の夕陽焦がれて 今日は僕におごらせてeeeい give it to me

こんな内緒シェアしない このあと君に騙されたaaaい

ねぇもう一杯飲もうよ

太陽の裏隠れて 今夜僕に送らせてeeeい so give it to me 

こんな内緒シェアしない このあと君に溺れたaaaい

この気持ちは飲み干せない

 

カラカラな唇 ジュースをクチウツシ

びしょびしょな熱帯夜 溶け出したice cream

カラカラな唇ジュースをクチウツシ

びしょびしょな熱帯夜 溶け出したice cream

 

早速読んでいきたいんですが、歌詞にところどころ出てきているので、季節は夏。集団行動とは複数人での行動を示しますので、男女数名のグループで遊びに行った感じのイメージなのかな。フゥ〜〜〜楽しそうだねぇ若いっていいねぇ(野次黙れ)

 

御察しの方も大勢いらっしゃると思うんですけど、この曲は一夏のアバンチュール的な、そんな子供が大人になりきれない、夏の思い出みたいな話です。念頭において読み進めてっていただければと思います。

 

ことの前提として「口移し」という行為は、飲食物を自分の口に含み、相手の口に直接移し入れる行為を言います。 結構な過剰なスキンシップと言いますか、濃密ですよね。距離が近い。また、作詞されたわたしの尊敬するWHITEJAMのSHIROSEさん曰く、この曲は「飲み干せない思い」がテーマだそうです。

 

飲み干せない思い、口移し、ね。

 

冒頭でもおはなしした通り、この季節は夏です。「300日ぶりの夏」とも言ってますので、365-300=65日。旧暦では6月は夏、8月は初秋にあたりますので、6月〜8月上旬のおよそ2ヶ月の間の出来事です。「夏が来たぞー!!!!」っていう嬉しさと、このストーリーが起こった2ヶ月を「300日ぶりの夏」で表現してるとしたら、このワードセンスの塊が素晴らしすぎて。コンクリートが焼けるほど熱いのは真夏(7月)、涼しい風は晩夏(8月)なので「いつも通り」と「この季節が来るたびに」 と「涼しい風」と「焼けるコンクリート」のように対比の関係が出てきます。時系列が同じなわけがないのです。涼しい風が吹いてるのに、コンクリートが焼けるように熱いわけではないし、いつも通りの夕方なのに、この季節が来るたびに、なのは少し違和感。300日ぶりの夏、いつも通りの夕方、この季節が来るたびに僕らは、なのでこの男女グループは何回かこの季節を一緒に過ごしてるのかなとも思います。

 

普段は苦手な集団行動だけど、この日のために普段はしない集団行動を複数回していてさっきアイス食べたけど「ジュース買いに行こう」って言う無理矢理な誘い文句で、するっと抜け出したっていうところでしょうか。先程も書きましたが、普段は集団行動苦手なんです。きっと先述した何回かこの季節を過ごしたグループ(君と僕は元々同じグループ)は5〜6人で、夏ってみんな心大きくなってただでさえ楽しくなるので、少しずつコミュニティが広がって気づいたら苦手だなと感じる集団行動レベルの人数に達したようなイメージかな。ここでは本当にアイスを食べたのか、「子供みたいに夢中になっている様」をアイスを食べてる姿に見立てて、「子供みたいにアイスを食べよう」なのかはどっちなんでしょうかね。どっちの要素もあるかとは思いますが、前者の方が要素が強いかもしれないです。

 

「何が飲みたい?」と聞いたそばから、「こぼすジュース」。すでにジュースを持っているのに買いに行って何が飲みたいか聞くのは違和感。「君が僕をぬぐった。」なので、こぼしたのは僕、ぬぐったのは君。うーん、背景としては僕の方が先に自販機で買おうとして「何飲みたい?」って聞きながらお金入れて、君の返事待ちの中、先にジュースを買って飲もうとしたのかも。「こぼす」の意味は、液体をこぼすとかいう意味もありますが、「嬉しさを表情に出す」こともこぼすというようです。へー知らなかった。相当僕は君と抜け出せたことが嬉しかったようです。

「ぬぐう」とは「拭う」と書きますが、「拭(ふ)く」と何が違うかというと、「拭(ぬぐ)う」とは、「拭いて綺麗にする。汚点などを除きとる。部分的な汚れ、水気をとる」ことを指します。対して「拭(ふ)く」は、「隅々まで綺麗にする」です。「口を拭(ぬぐ)う」という言葉がありますが、「悪事に関わりながら知らないふりをする。黙秘権」を意味します。面白くなってきました。つまりは、君には誰かがいます。(出たジャニーズWESTの危険な恋シリーズ)それでも二人は出会いました。二人見た夜明けの色、綺麗なムラサキだったとはならないんですけど*1、君は相手がいるのに下心がある僕に分かっていてついていき、悪いことを消し去ろうとしてる、夏だからね。君は遊び慣れてるような感じ。口移しは、口と口が触れないとできないこと、更にはすぐに離すと対象物がこぼれてしまいます。なので、二人だけで止めておこう(外部にはこの出来事が漏れないように)ってのことかな。

 

サビの「僕におごらせて」は、ジュースをおごるだけではありません。まぁ「おごるから何飲みたい?」って誘ったのかもしれないけど。ここでのおごるは「贅沢になる。調子にのる、つけあがる、思い上がる」の"驕り高ぶる"方。この話の君はきっと高嶺の花のような、アイドルのような、人気が高くて彼氏もいる、みんなが羨むような立場にいるような女の子なのかなぁ、なんて。でも男女共に友達もちゃんといて。みんなに平等に接してくれて、だから僕もストレートに勝負はできなくて、何回かの集団行動を利用して、ジュースを買いに行く口実で抜け出して、誘ったら着いて来ちゃう君もまんざらではないことも分かったから、ふわふわ浮かれた気持ちになっちゃってることも、調子乗らせてよ、って。「so give it to me」は「ちょうだい」ってことなので、僕だけの人になってってことかと思います。内緒なだけでも二人だけでしかしないのに、シェア=分け合うので本当に二人だけしか知り得ない出来事。「騙す」自体、「嘘を本当だと思い込ませる」ことなので、夢見心地でいさせて、ということですね。

 

「カラカラな唇」と「びしょびしょ」とはまた対比な関係ですね。まず、「カラカラな唇」ですが、普通カラカラになるのは喉です。だからジュースを買いに行きますよね。さっきアイスも食べたし、ジュースも飲んだよ。唇が乾くときってどういうときかな〜って思ったら、君と二人で緊張してる様子を表しているのかな。夏なのでよほど唇を舐めない限り乾かないと思いますし、肌が弱いとか、肌の構造上の問題以外で乾くってことはないと思います。その時の事象に対しての生体反応かと思います。「びしょびしょな熱帯夜」「溶け出したice cream」。気持ちが昂ぶっていることを表すワードですね。

出ました、またジュースからのice cream。これほんとにお腹ぴーぴーになっちゃうよトイレと友達になっちゃうよ。お腹の心配もしたくなるくらいの組み合わせ。

ここでSHIROSEさんお得意のスラング?というか言葉遊びが出てきます。さっきから何気なく出てくる「ジュース」「アイス」「ice cream」食べ物いっぱい出てきて、アイスもジュースも飲んだり食べたりしてるように思われると思うんですが、「アイス(ice cream)=麻薬」「ジュース=度胸、本質(ほかにも色々ありますが)」という意味があります。

冒頭の「子供みたいにアイスを食べよう」は、「子供が夢中になる(麻薬のように虜になる)こと」を指し、「溶け出したice cream」は「アイスクリームが溶け出すように二人の気持ちは高ぶった、病みつきになること」を指してるのかな。「ジュースでも買いに行こう」はおそらく本当に抜け出すための誘い文句。「こぼすジュース」は「この誘いの本質が表情に出てしまった」ことを指し、「ジュースをクチウツシ」は「遊び慣れてる君から僕に度胸をくれ」っていう複数回出てきた中で意味はそれぞれ違うと考察しました。これもしSHIROSEさんがいつも以上に言葉遊びとかを練りに練って作詞されたのであれば天才of天才だと思うんだ。知らないのに作詞してこんなうまい具合に解読できてたとしたらわたしって妄想の天才だと思うんだ、結局真相は闇の中なんですが、以上のように解釈しました。

 

「空気を読んだ友達のナイスパス」とありますが、のちに説明しますが、この時のための集団行動を複数していることを指します。薄々なんだか二人の距離感に気づいているから、ナイスパスを送ったわけです。友達も空気を読んで「わかったよ〜(You got it)」って言ってくれてます。きっと初めての集団行動で空気を読んだナイスパスを送る友人はよほど空気の読むのが上手(気遣いがすごい)かエスパーのどっちかだと思います。

 

「〜ごっこ」って、色々みなさんされたことあるという思うんですけど、「大人の遊びを模範したあそび」を意味します。なのでドラマのようにクサい言動をして、自分でも笑っちゃうね(身の丈に合ってないってことかな?)ってことだと思います。

 

二回目の「何が飲みたい?」「もうわかるよ」は僕のセリフなんですけど。何が飲みたいかわかるほどに二人は親密な距離感だということがわかります。1、2回しか事を繰り返していないのに、言わなくてもわかる関係にはならないからです。そして、空気を読んだ友達のナイスパスだったり、この季節が来るたびにまた、だったりするわけです。

 

今夜は全部やろう、は今夜は大人ごっこ(めちゃくちゃオブラートわろた)をやろうってことだと思います。ぼんやり。

 

サビは一番と繰り返しですが、今夜は全部やってしまった可能性が高いので更に外部には事を漏らさないようにクチウツシ、という感じですかね。味をしめた僕は「ねぇまた喉が渇いた」と君をお誘いしてます。

 

"太陽が沈んだ砂浜、暗い誰もいないビーチ"はそのまま風景を指しています。「何かいいにおいがするね」は甘い蜜の匂いに誘われたミツバチのように、本能的に求めに行ってしまってるっていう解釈でよろしいですかね。

 

再度サビは同じことの繰り返しです。「ねぇもう一杯飲もうよ」は「ねえまた喉が渇いた」と同じニュアンスかと。「もう一杯(one more)」なのか「もう、一杯、たくさん(much)」なのかはどっちとも受け取れてしまう、、、。太陽とは我々が毎日見ている「お日さま」の太陽の他に「憧れ」という意味もあります。「君は僕の太陽さ〜!」なんて言うセリフの、そんなイメージ。「太陽の裏隠れて」ということはやはり見ると明るくなるような太陽には後ろめたい関係性と、みんなの憧れの彼女と隠れて関係を持ったという二通りの意味があるかと思います。「今夜僕に送らせて」は初めて出てきたフレーズですね。今までは「今日は僕におごらせて」だったのが、「今夜僕に送らせて」。"今日は"と一日の中で指定がないぼんやりとした時間帯(もしくは丸一日中かもしれません)と、"今夜は"という夜の時間帯の指定。今までは「集団行動で会っていた時間帯の話」=今日は僕におごらせて(みんなが経験していないことをしている優越感)、今は「二人で会えている時間帯の話=今夜僕に送らせて(二人きりなので優越感の比較になるものがないため、二人きりの時間の延長の申し出)と思います。つまりは、この僕、送るだけで済みません。し、君もおそらく誘いに乗っちゃってます。だって今日は集団行動ではないからね!!!!送り狼にだってなれんですぜ!!!その後の「この気持ちは飲み干せない」ので、煮え切らないといいますか、終わってしまったことに対してモヤモヤが残る感じなんですかね。モヤモヤが残るということは、この君も相当な遊び人でしょう。君には他の誰かがいる、それでも二人は出会って夜明けに見たあの色、綺麗なムラサキだったかどうかはわかりませんが(本当黙って)*2、君には彼氏がいる、けれども僕の誘いに乗ってきた、二人で遊ぶようになって深い仲にはなれたけど、結局結ばれることはなかった、っていう話の流れかと思います。

じゃないと不完全燃焼のように、この気持ちは飲みせないわけないんです。成就したらそんな気持ちにならなかったはずです。結ばれなかったからこそ、この夏の出来事はなんだったのかなぁ夢だったのかなぁ。ってなるわけですよね。

最後、「カラカラな唇 ジュースをクチウツシ びしょびしょな熱帯夜溶け出したice cream」が二回繰り返されておりますが、メロディがスローテンポになってますよね。歌い方まで指導されてたらの話ですが、一回目は全体的に軽快なリズム。なので今まで出てきた同じワードの同じ意味で、その意味合いが最も強いでしょう。ラストのパートはしっとりとしたスローテンポなので、この夏の一連の出来事を思い出してセンチメンタルな気分になっているのかなぁとも思いました。

 

 

 

いかがでしょうか。 フィルターといいますが、あまり具体的な言葉も出てこず、どこを指してるのかがわたしの頭では理解できない部分もありますが、こんなニュアンスかと思ってます。

 

SHIROSEさんは言葉遊びの天才なので、もしかしたらもっと深い意味もあったかと思いますが、以上です。みなさんはどんなクチウツシを想像してましたかね。

初めて聴いたときはやっぱり CHO EXTACYやSHE IS MY…みたいな爆発的ななにかを感じなかったのは正直あったと思います。わたしもそうでした。あれ?!SHIROSEさん?!ってなった。ほんとになった。けど、SHIROSEさんが楽曲提供した中でも思い入れのある曲とも言ってくれていたのを知っていたし、きっと絶対なんかある

って思ってたので自分なりに解釈できてとってもスッキリしました!クチウツシ、まじで侮れないっす。ライブではいつか浴衣着て歌ってほしいですね。

 

*1:わかる方だけ元ネタ分かって

*2:わかる人だけ元ネタわかってパート2。知らない方は、ムラサキ 歌詞で検索して